結論:「年収700万円で幸福度は頭打ち」は“雑に切り取られた理解”。いまの新常識は、幸福はだいたい増えるが、上に行くほど増え方は鈍る、そしてお金が幸せに効くかどうかは個人差が大きい、です。
この記事では「結局なにが新常識なのか」を超わかりやすく整理して、今日からどう動けばいいかまで落とします。
まず前提:「幸福」には2種類ある
ここを混ぜてしまうと一気に誤解が増えます。
- 生活満足度(人生全体の評価)
- 感情的幸福度(日々の気分、ストレスの少なさ)
いわゆる「700万円天井説」は、こうした“幸福の種類”の違いを無視して、短い結論だけが独り歩きしやすかったのがポイントです。
引用(誤解が生まれやすいポイント)
「収入が増えると幸福は上がるが、上がり方は単純ではない」
新常識の結論:幸福は増える。でも増え方は鈍る
新常識をいちばん短く言うと、これです。
幸福は増える。ただし、上に行くほど同じ幸福を増やすのに必要なお金が大きくなる(幸福のコスパは逓減)。
幸福 ^
|
| _________
| ___/
| ___/
| ___/
| ___/
| ___/
| ___/
+----------------------------------> 収入
低 中 高
※右肩上がりだが、上に行くほど“伸び”がゆるくなる(逓減)。
つまり「700万円で打ち止め!」でも「青天井で比例!」でもなく、増えるが、増え方はゆるくなるが現実的な理解です。
もう一つの結論:お金が効く人/効きにくい人がいる
ここがいちばん実務に効きます。結論はこう。
- もともと幸福感が高めの人:収入が増えるほど幸福も増えやすい
- もともと幸福感が低めの人:ある水準以降、増え方が鈍りやすい(伸びないわけではない)
だから「年収いくらが正解?」より、あなたが“幸福が伸びる土台”を持っているかのほうが重要です。
結局どう理解すればいい?
| よくある誤解 | いまの整理(新常識) | どう動くべきか |
|---|---|---|
| 年収700万円で幸福は止まる | 幸福は増えるが増え方は鈍る | 収入UP“だけ”に頼らない |
| 稼げば稼ぐほど誰でも同じだけ幸せ | お金が効く人/効きにくい人がいる(個人差) | 土台(不幸の原因)を先に潰す |
| ゴールは「○○万円」 | ゴールは「不安が減って自由が増える状態」 | 家計・時間・健康へ配分 |
どうしていけばいい?“ゆるく効果最大化”の5ルール
ここから実務。効く順番だけ守ると、ムダ打ちが減ります。
ルール1 まず「不幸を減らす用途」に最優先で回す
- 生活防衛資金(目安3〜6カ月)
- 高金利の借金をゼロ
- 固定費(通信・保険・サブスク)を年1で見直し
ルール2 増えた分は「生活水準」より「自由」に回す
収入UP分が比較・見栄・固定費に吸われると幸福が相殺されがち。生活水準は“ゆるく固定”し、増えた分は資産・時間・健康へ。
ルール3 幸福のコスパが高い支出を“先に予定化”する
おすすめはこの4つ:時間/健康/人間関係(体験)/学び
表:幸福コスパが高い支出テンプレ
| 優先 | 使い道 | 例 |
|---|---|---|
| 高 | 時間を買う | 時短家電、家事外注、移動ストレス減 |
| 高 | 健康 | 睡眠環境、運動、健診 |
| 高 | 人間関係・体験 | 家族イベント、友人との時間 |
| 中 | 学び | スキル、資格、転職力 |
ルール4 「稼ぐ」より先に、幸福が伸びるコンディションを作る
不安・睡眠不足・慢性疲労が強いと、お金が増えても効きにくい。まず“幸福が伸びる土台”(睡眠・運動・人間関係・ストレス源の除去)を作る。
ルール5 目標は「年収」じゃなく「これが言える状態」
- 急な出費でも心が荒れない
- 家族の時間が守れる
- 嫌な仕事を断れる(選択肢がある)
STEP1 不幸を減らす(不安・ストレス源を潰す) ↓ STEP2 幸福コスパが高い支出(時間・健康・人間関係) ↓ STEP3 意図的な行動を習慣化(幸福がブレにくくなる)
今日からのチェックリスト
YESが増えるほど「お金が幸せに効きやすい側」です。
- □ 生活防衛資金がある(3〜6カ月)
- □ 高金利の借金がない
- □ 固定費を年1で見直している
- □ 睡眠と運動が週2回以上ある
- □ “時間を買う支出”を月1回でも入れている
- □ 家族/友人との体験予定が月1回ある
- □ 収入UP分を生活水準に直結させていない
まとめ
- 「年収700万円で幸福度は頭打ち」は単純化されすぎ
- 新常識は「幸福は増える。でも増え方は鈍る」
- さらに重要なのは「お金が効く人/効きにくい人がいる(個人差)」
- 最適解は、不幸を減らす→幸福コスパ支出→習慣の順で“ゆるく効果最大化”
参考(出典リンク)
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本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品・投資手法を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。損失が生じた場合でも当方は責任を負いかねます。


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