この記事の要点(30秒で)
- 今の最強基本形:三井住友カード ゴールド(NL)を夫婦1枚ずつ持ち、各カードで年100万円修行→翌年以降 永年無料+毎年1万P。残りは**リクルートカード1.2%**へ。
- SBI証券のクレカ積立:夫婦それぞれ月10万円(=年120万円×2)で安定ポイント。
- PP(プラチナプリファード)への切替目安:
- 年間一般決済が400万円に届く&(世帯で)クレカ積立が月20万円続くなら、PP(+妻はゴールド継続)の“ポイント実利”がやや有利。
- 一般決済が350万円前後や、クレカ積立が片側だけなら、ゴールド×2+リクルート継続が有利になりやすい。
- 2028年以降に夫の積立原資が尽き、妻だけ積立に変わるなら:PP1枚化は“シンプルさ”重視の選択。実利だけで見るとゴールド×2+リクルートの方が強い年が多い。
※カード特典は変更されることがあります。申込前に公式で最新条件をご確認ください。
なぜ「ゴールド×2+リクルート」が子持ち家庭に刺さるのか
子育て世帯は固定費×日常支出の比率が高い(食品・日用品・外食・EC・通信・電気ガス・教育費・交通)。派手な一撃より**“毎日の底上げ”**が効きます。
- ゴールド(NL):
- 基本0.5%だが、各カードで年100万円使うと翌年以降ずっと年会費無料+毎年1万P。
- 夫婦それぞれ到達させる“二刀流”で、固定費・公共料金・税金系を分担して確実に100万円へ。
- リクルートカード:
- 年会費無料・どこでも1.2%で残り枠の受け皿として万能。
- SBI証券クレカ積立:
- 夫婦それぞれ月10万円の“自動で貯まるポイント”。(レートはカード・前年利用額次第)
- 子育て期こそ“ほったらかし”の積立×ポイントで複利を効かせる。
配分の“型”|家計の科目別ルール(コピペ運用OK)
夫=カードA(ゴールド)、妻=カードB(ゴールド)、余力=リクルート。
まずA・Bそれぞれで年100万円到達→以降は**リクルート1.2%**へ。
科目 | おすすめカード | 理由・メモ |
---|---|---|
電気・ガス・水道 | 夫A(固定費担当) | 変動少で到達管理しやすい |
スマホ・Wi-Fi | 夫A | 同上。家族割の請求集約で効く |
食品・日用品(スーパー/ドラッグ) | 妻B(日常担当) | レジ回数が多く確実に積み上がる |
外食・コンビニ | 妻B | タッチ決済の高還元企画が来たらスイッチ |
EC(Amazon/楽天/ヨドバシ等) | 夫A or 妻B | セール期は片方に寄せて一気に稼ぐ |
教育費(塾/習い事/給食費系) | 夫A | 毎月一定。口座振替→カード払いに変更できるか要確認 |
保険料 | 妻B | 年払にまとめると一撃で距離を詰められる |
住民税・固定資産税 | 夫A or 妻B | 納付サイト/Pay系経由でカード化できるか要確認 |
それ以外全て | リクルート | A・B両方が100万円を越えたら受け皿へ |
チェックポイント:各カードの利用残高を月次で見える化(家計アプリ推奨)。11月時点で未達なら年払いの保険・ふるさと納税・家電買替でブースト。
月別の運用カレンダー(年間100万円×2を外さない)
- 1–3月:固定費・通信・教育費の支払先をカード化/SBIクレカ積立(夫・妻)月10万円を設定。
- 4–6月:進級・新生活の出費を妻Bに集中(制服・学用品・習い事)。
- 7–9月:帰省・旅行・夏の家電を夫Aに寄せる。
- 10–11月:進捗点検。未達側にふるさと納税・保険年払・冬準備(学習机・上着・ストーブ)。
- 12月:最終調整。両カード100万円達成後は即リクルートに切替。
実額比較:ゴールド×2+リクルート vs プラチナプリファード(PP)
前提は**“一般決済”(ふつうの買い物)と“SBIクレカ積立”(投資信託の買付)の合計で比較。ポイントは1P=1円**で換算。
参考条件(わが家モデル):
- 一般決済=350万 or 400万円/年
- SBIクレカ積立=夫10万円/月+妻10万円/月(=年120万円×2)
- ゴールド(NL):通常0.5%、年100万円達成で翌年以降 永年無料+毎年1万P
- リクルート:1.2%
- PP:通常1%+継続1万P/100万円(上限4万P)、年会費33,000円
- SBIクレカ積立レート:PP=前年カード利用300万以上で2%(500万以上で3%)、ゴールド=条件達成で1%
ケース①:一般決済 350万円/積立夫10万+妻10万
- ゴールド×2+リクルート:約72,000円相当
- (A100万:0.5%+1万P)×2=30,000P +(残り150万×1.2%)18,000P + 積立(1%×120万×2)24,000P
- PP+妻はゴールド:約68,000円相当
- PP一般(1%×350万)35,000P+継続30,000P−年会費33,000円=32,000円
- 積立:PP(2%×120万)24,000P+妻ゴールド(1%×120万)12,000P
▶ 350万円なら“ゴールド×2+リクルート”が有利。
ケース②:一般決済 400万円/積立夫10万+妻10万
- ゴールド×2+リクルート:約78,000円相当
- PP+妻はゴールド:約83,000円相当
▶ 400万円ピッタリだとPPが“わずかに上回る”(積立を夫婦ともに継続できる前提)。
2028年から「妻だけ積立」になる場合の考え方
- 一般決済350万〜400万で妻だけ積立(10万/月)に変わると、PPの積立上積み(夫側2%)が消えるため、ゴールド×2+リクルートの方が実利で勝ちやすくなる。
- それでもPP1枚化を選ぶなら:
- “管理のシンプルさ”やコンシェルジュ等の体験価値を買う決断。
- 妻が積立を続けるには妻名義のカード(例:ゴールド)を1枚残すのが必須。PP1枚だけだと妻の積立ができません。
家族運用Tips(落とし穴回避)
- 「100万円修行」に積立はカウントされない:継続ボーナスの判定は一般決済のみ。
- 家族カードの利用は本会員のカウントに合算:100万円達成を家族で手分けできる。
- 住民税・固定資産税・保険料は年払・カード化で未達リスクを一掃。
- **11月時点で未達なら“ふるさと納税”**で微調整。
- Amazon/楽天の大型セールは未達側のカードに寄せて一気に距離を詰める。
- 教育費のカード化:塾・習い事は口座振替→カード払いが通るか要確認。
- レート改定に要注意:PPの積立2%/3%は前年利用額条件あり。条件割れすると**1%**まで低下。
- 家計アプリ連携でカード別の年間利用額を常時可視化。
- SBIの積立上限は“10万円/月/人”。
- 最新条件は公式で再確認(入会特典・ボーナスは時期で変動)。
使い分けの結論(ブックマーク推奨)
- 2025〜2027年:ゴールド×2+リクルート+(夫10万+妻10万の積立)が王道。
- 一般決済が400万に届き、夫婦とも積立を継続できるなら、PP+妻ゴールドへの移行を検討(わずかにPP有利)。
- **2028年以降「妻だけ積立」**になるなら、実利最重視=ゴールド×2+リクルート継続/管理の軽さ重視=PP+妻はゴールドを1枚残す。
CTA:公式・口座・積立の“同時スタート”チェックリスト(そのまま使える)
- [ ]三井住友カード ゴールド(NL):夫・妻で1枚ずつ申込(家族カードは必要な分だけ)
- [ ]リクルートカード:1.2%の受け皿として発行
- [ ]SBI証券口座(夫/妻):開設完了・クレカ積立を各10万円で設定
- [ ]家計アプリ連携:カード別の年間利用額ウィジェットをホームに配置
- [ ]固定費のカード化:電気・ガス・水道・保険・通信・教育費を夫A/妻Bに振り分け
- [ ]納税のカード化:住民税・固定資産税の支払い方法を確認
- [ ]年払いで微調整:11月時点の到達度で“年払”を未達側へ寄せる
参考:ハブ口座には住信SBIネット銀行が相性◎(目的別口座×定額入金)。※別記事リンク推奨
よくある質問(Q&A)
Q1:PayPayカード ゴールド(1.5%)は使わないの?
A:年会費10,000円台。**どこでも1.5%**は強いが、家計全体では「ゴールド×2+リクルート+積立」の方が年会費ゼロで到達しやすい実利に。ソフトバンク/Yahoo!経済圏メインなら検討余地あり。
Q2:PPは旅行行かない家庭でも意味ある?
A:一般決済400万円+夫婦とも積立なら、ポイント“だけ”でもPPがわずかに上。ただし350万円台や積立が片側だけならゴールド×2の方が強い。
Q3:100万円達成の“最後の一押し”は?
A:ふるさと納税、保険の年払、家電の買替。12月に慌てないよう11月点検が鉄則。
まとめ
- 子育て期の家計は“型”が命。まずはゴールド×2で100万円達成を“毎年の儀式”に。
- **残りはリクルート1.2%**で受け止め、SBIクレカ積立(月10万×夫婦)をベースに長期の資産形成。
- 2028年以降に妻だけ積立へ移行するなら、実利>シンプルのどちらを取るかで「継続 or PP化」を選べばOK。
※本記事は一般的な情報に基づく家計アイデアです。申込の可否・特典条件・積立レートなどは必ず公式サイトで最新をご確認ください。
———
(ここに公式申込リンクや関連記事リンクを配置)
- 三井住友カード ゴールド(NL)公式(アフィリンク)
- リクルートカード公式(アフィリンク)
- SBI証券「クレカ積立」解説(アフィリンク)
- 関連:[目的別口座×定額入金]住信SBIで“家計のハブ”を作る(自サイト内部リンク)
コメント