結論
- 毎月2万円×3本=合計6万円の積立は、配当狙いとしてかなり“ちょうどいい”。
- 目標が「配当を生活費の一部にする」なら、10年〜が現実的な勝負どころ。
- 勝ち筋はシンプル。配当は当面“再投資”→ ゆるく効果最大化。
この記事は、VYM/HDV/SPYDにそれぞれ毎月2万円ずつ積み立てる想定です。
(合計:月6万円=年72万円)
VYM/HDV/SPYDの違い
「全部高配当」だけど、性格が違います。
- VYM:銘柄数が多く、広く分散しやすい(“土台”向き)
- HDV:厳選・クオリティ寄りで、守りになりやすい(“ブレ軽減”)
- SPYD:利回り高めゾーンを取りに行きやすいが、時期によってセクター偏りが出やすい(“アクセル”)
比較表
| ETF | ざっくり役割 | 経費率 | 参考:30日SEC利回り | 保有銘柄数(目安) | 分配頻度 |
|---|---|---|---|---|---|
| VYM | 土台(広く分散) | 0.06% | 2.39% | 566 | Quarterly |
| HDV | 守り(質重視) | 0.08% | 3.30% | 74 | Quarterly |
| SPYD | アクセル(高利回り寄り) | 0.07% | 4.71% | 78 | (四半期中心のイメージ) |
※出典(2025年11〜12月時点の公式/ファクトシート):VYMの経費率・分配スケジュール・銘柄数はVanguardのファクトシート、VYMの30日SEC利回りはVanguardのETFページ。 バンガードファンドドキュメント+1
HDVの経費率・30日SEC利回り・銘柄数・分配頻度はiShares公式。 BlackRock
SPYDの経費率・30日SEC利回り・銘柄数はSSGA(State Street)公式。 SSGA
シミュレーション(表)|毎月2万円×3本=月6万円を積み立てると?
前提:
- 毎月の積立:6万円
- 年率リターン:4% / 6% / 8%(価格+分配再投資込みの“目安”)
- 税金はここでは単純化(後述で注意点まとめ)
資産額の目安(積立だけでここまで変わる)
| 年数 | 年率4% | 年率6% | 年率8% |
|---|---|---|---|
| 5年 | 約398万円 | 約419万円 | 約441万円 |
| 10年 | 約883万円 | 約983万円 | 約1,098万円 |
| 20年 | 約2,201万円 | 約2,772万円 | 約3,534万円 |
じゃあ、配当(分配金)はいくらになりそう?
ここは絶対に誤解が出るので、先に言い切ります。
- 利回りは固定じゃない(上がる年も下がる年もある)
- この記事は「今の目安」として、3本の30日SEC利回りを均等配分した**約3.47%**を“参考値”に使います(将来保証ではありません) バンガード+2BlackRock+2
- さらに米国ETFは、NISAでも米国で10%源泉が引かれ、NISAでは外国税額控除が使えない点に注意(=配当は目安より目減り) 楽天証券+1
年率6%で積み立てた場合の「配当目安」
(※米国10%源泉をざっくり反映した“手取りイメージ”)
| 年数 | 資産(年率6%) | 年間分配(税引前の目安) | 年間分配(手取り目安) | 月あたり(手取り目安) |
|---|---|---|---|---|
| 10年 | 約983万円 | 約34.1万円 | 約30.7万円 | 約2.6万円 |
| 20年 | 約2,772万円 | 約96.1万円 | 約86.5万円 | 約7.2万円 |
ポイント:
「配当で生活する!」より先に、固定費が軽くなるのが強い。
(通信費・保険・習い事の一部…この辺から効いてくる)
最短で“配当が育つ”3ルール
ルール1:配当は当面“使わない”(再投資 or 翌月の買い増し)
配当はご褒美。
でも最初に使うと、育つスピードが落ちます。
ルール2:暴落こそ積立の本番(同額で淡々と)
高配当ETFは、下げ局面で“利回りが上がる”こともある。
だから積立は武器になります。
ルール3:リバランスは“年1回で十分”
見すぎると迷う。
やるなら「年1回だけ、買付額で微調整」がいちばん続きます。
新NISAでの注意点(税金・受取方法)※ここで損しがち
1) 米国ETFは“現地10%課税”が残る
NISAでも、米国株・米国ETFの配当には米国で10%源泉がかかります。 楽天証券
さらにNISAでは、国内が非課税のため外国税額控除は使えません(現地課税は戻せない)。 マネックスFAQ+1
2) 国内株/国内ETFの配当は「受取方法」で課税されることがある
国内上場株・ETF・REITの配当/分配をNISAで非課税にするには、証券会社で株式数比例配分方式を選ぶ必要があります。 日本スイミングドリル協会+1
今日やるチェックリスト
- 新NISA(成長投資枠)で米国ETFを買える状態にする
- VYM/HDV/SPYD:毎月・各2万円で積立設定
- 配当の扱いを決める(おすすめ:再投資/翌月買い増し)
- 年1回だけ点検(比率が崩れたら買付額で戻す)
- 国内株/国内ETFも触る人は、配当受取方式を確認(株式数比例配分方式) 日本スイミングドリル協会
参考:合計2万円しか出せない人へ
「各2万円は無理」でも、やることは同じ。
“自動化して、やめない”。これが最強です。
| 年数 | 月2万円(年率6%)の資産目安 | 月あたり配当(手取り目安) |
|---|---|---|
| 10年 | 約328万円 | 約0.9万円 |
| 20年 | 約924万円 | 約2.4万円 |
※配当は上と同じく「今の利回りを参考」にした目安です。
まとめ
- 毎月2万円×3本(計6万円)は、分散も利回りも狙える“現実ライン”。
- まずは配当は再投資で育てる。
- 税金は、米国ETFの現地10%と、国内配当の受取方式だけ押さえれば大事故は減る。 楽天証券+1
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、価格変動・為替変動・分配金の増減・税制変更等により結果は変動します。記載の数値は一定の仮定に基づく試算・目安であり、将来の成果を保証しません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。


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