この記事でわかること
- 米国×全世界×インド×金×暗号の正しい“重ね方”
- 攻撃の3パターン配分テンプレ
- 年1回 or ±5ptルールのリバランス運用
結論:重複を消して、コアを太く、サテライトは効かせる
「米国+全世界」はそのままだと米国が二重カウントになりがち。
対策はシンプル。
- コアは「全世界(米国含む)」一本化でOK(迷いが消える)
- 米国を単独で持ちたい人は、全世界=米国除くに置換して重複を解消
- サテライトにインド・金・暗号を**“効かせる量”だけ**添える
テンプレ3選(そのまま真似OK)
標準(おすすめ)
- 全世界株式:65%(時価総額加重で世界の成長に丸乗り)
- インド:10%(高成長のブースター)
- 金:10%(有事・通貨下落のクッション)
- 暗号資産:5%(非相関の“遠心力”)
- 現金/短期債:10%(暴落時の“買い弾”)
こう効く:株の上振れを取りつつ、金と暗号で相関を崩す→リスク当たりの効率が上がりやすい。
攻め(ハイグロース許容)
- 世界:70%
- インド:10%
- ゴールド:10%
- 暗号資産:7.5%
- 現金/短期債:2.5%
守り(睡眠重視)
- 世界:50%
- インド:5%
- 金:12.5%
- 暗号資産:2.5%
- 現金/短期債:30%
効用:価格変動を大幅に圧縮。 下げ相場で現金から株への逆張りがやりやすい。
なぜこの配分が“ちょうどいい”のか
- 世界中で:地域・通貨・セクターを自動で再配分。 個人判断のミスを構造で回避
- インド:人口・デジタル化・生産拠点化の三拍子。 ただ単一国リスクは10%前後に制御
- ゴールド:株と逆相関になりやすく、リスク時の受け皿(通貨下落ヘッジにも)
- 暗号資産:ボラは極端だがそれはフェーズではありませんが効く。約5%なら心理的に耐えやすい
- 現金/短期債:暴落時に仕込み弾として働く。 下げ相場が“買い場”に変わる
これで運用がラクになる:2つのルール
- 積立は“目標配分=積立比率”で固定
- 年1回(例:1月)にリバランス又は毎
生活防衛資金(6–12か月分)は別口座でキープ。 投資口座とは混ぜないが鉄則。
よくあるNG
- 米国+全世界の重複で米国比率が意図せず膨張
- インド20%超で単一国リスクが過大に
- 暗号を二桁にして“価格に振り回される”
- 自宅評価を投資配分に混ぜる(運用判断がブレる原因)
よくある質問(FAQ)
Q. インドをもっと増やしたい
A. コア(全世界)を削って増やすのはOK。 ただし15%の上限を推奨。 代わりにゴールドまたは現金を厚めに。
Q. 金と暗号、どちらを優先?
A.安定性重視なら金>暗号。リターンの上振れ狙いなら暗号の5%枠を確保。
Q. 日本株は?
A.全世界インデックス内で自動で保有されるのでOK。個別で増やすなら全世界の一部を置換。
今日のアクションプラン(チェックリスト)
- 現在の保有比率を洗い出す(家計簿アプリでOK)
- **重複(米国×全世界)**を解消
- ターゲットマッチング3つのテンプレから選択
- 積立設定を目標配分=積立比率に変更
- 1年目のリバランス日をカレンダー登録
免責
本記事は一般的な情報提供であり、特定銘柄・商品の勧誘ではありません。 投資判断はご自身の責任で。 価格変動・税制は将来にわたり保証されません。
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