いきなり結論です。
金(ゴールド)は「儲けるため」より、ポートフォリオが壊れないための保険。
だから、入れるならこう。
- 比率は 5〜10%(入れすぎない)
- 買い方は 積立(時間分散)+年1回リバランス
- 狙いは「上げ当て」じゃなく 通貨・金融システムの揺れに耐えること
そして今、金の“存在感”が上がっている背景にあるのが、ドル基軸通貨の「崩壊ではなく、ゆるやかな分散」です。
金を入れるメリットは「増やす」より「壊れない」
金の強みは、株や債券と違ってこういう資産だということ。
- どこかの国の通貨じゃない
- どこかの企業の利益じゃない
- どこかの政府の約束(信用)に100%依存しにくい
つまり、中立資産。
相場が荒れたときに、ポートフォリオ全体が“同時に沈む”のを防ぐクッションとして働きやすいのが金です。
メリット1:インフレ・通貨安のヘッジになる
インフレや通貨安が進むと、現金の価値(購買力)はじわじわ下がります。
金はそのとき、購買力の保険になりやすい。
特に日本は円の影響を受けやすいので、「円の購買力が揺れたときの保険」として金が刺さりやすいです。
メリット2:株と債券が同時に弱い局面の逃げ道になりやすい
「株が下がったら債券が助けてくれる」…この前提が崩れる局面は、たまに来ます。
そんな局面で、金がクッションになりやすい。だからこそ、比率は少なめでも効くんです。
メリット3:制度リスク・地政学リスクの“外側”に置ける
制裁、資本規制、決済網の分断…。
こういう“政治と制度のストレス”が強まるほど、どこの国のルールにも100%依存しない資産の価値が上がりやすい。
金はまさにそれです。
ドル基軸通貨の低下は「急落」ではなく「ゆるい分散」
ここ、SNSで一番誤解されがち。
ドルは今も強い。いきなり終わるわけじゃない。
ただし世界の外貨準備や国際取引の現場では、「ドルに100%寄せる」のを避ける動きが少しずつあります。
ポイント:ドルが終わるのではなく、ドル“だけ”に寄せない
この変化は、ニュースでド派手に報じられるタイプじゃないです。
でも、長い時間をかけて効いてくる。
こういう“ゆるい変化”に強いのが金。
- どの国の通貨でもない
- どの国の政策にも縛られにくい
- 危機時に「最後の担保」として扱われやすい
だから、ドル一極が「崩壊」ではなく「分散」に向かうほど、金の役割はじわっと上がります。
【注意】金のデメリットもある(だから5〜10%でいい)
金は万能ではありません。デメリットを無視すると普通に後悔します。
- 配当も利息も出ない(キャッシュフロー0)
- 実質金利が上がる局面では逆風になりやすい
- 短期では上下が大きい(高値圏ほどブレやすい)
つまり金は主役にしない。保険として5〜10%に収めるのが一番ラクで、一番続きます。
金は何%入れる?迷ったら「5〜10%ルール」だけでOK
初心者がやるべきは、複雑化じゃなく“固定化”。
(A)まずは守りを作る:金5%
- 値動きに振り回されにくい
- 分散の効き目を体感しやすい
- 「ちょい足し保険」として最適
(B)通貨リスクが気になる:金10%
- 円安や地政学の不安が強いなら保険を厚めに
- ただし10%を超えると“金が主役”になりやすいので注意
買い方の最適解は「積立(時間分散)+年1回リバランス」
金で一番やっちゃダメなのが、買い時を当てに行くこと。
だから最適解はこれで固定です。
- 毎月、同じ金額で積立(時間分散)
- 年1回、比率を戻す(リバランス)
これだけで、悩みが9割消えます。
NISAで金を組み込むなら(初心者はここだけ押さえればOK)
結論:NISAの成長投資枠で「金に連動する商品」を使うのが手軽です。
「じゃあ、どこで買えばいいの?」
▼NISAで金を5〜10%組み込むなら、まず口座を用意
マネックス証券(NISA口座開設)
金より先に効くこと:積立原資を作る(固定費の見える化)
金は“保険”。だから勝ち筋は「でかく賭ける」じゃなく「続ける」です。
おすすめは、固定費のムダを削って月5,000〜10,000円を金に回すこと。
通信費/保険/サブスク/外食頻度…ここが整うと、積立は勝手に続きます。
▼家計の見える化で“金の積立原資”を作る
マネーフォワードME】
家計の見える化→固定費削減→投資原資アップ。いちばん効く順番です。
よくある質問(FAQ)
Q:ドルって本当に終わるの?
A:短期で“終わる”可能性は低いです。ですが「ドルに全振りしない」分散の流れがあるなら、そのズレに強い金を5〜10%持つ意味は大きいです。
Q:金はいま高い。買うのが怖い
A:一括で買わない。積立(時間分散)+年1回リバランスでOK。買い時当てゲームをやめるのが正解です。
Q:現物(延べ棒)じゃないと意味ない?
A:目的次第です。分散と保険が目的なら金連動商品でも役割は果たします。現物は保管・手数料も含めて検討が必要です。
まとめ:金は“増やす”より“壊れないため”に5〜10%
最後にもう一度、結論です。
- ドルは強いまま。ただし“ゆるい分散”が進むほど金の役割は上がる
- 金は中立資産=通貨や金融システムが揺れたときの保険
- 比率は5〜10%で十分
- 買い方は積立+年1回リバランスで固定
これだけで、ポートフォリオは一段「壊れにくく」なります。
▼今日やることは1つだけ
「金を買う」じゃなく「金を5〜10%枠として固定する」
【マネックス証券(NISA口座開設)】
※免責:本記事は一般的情報の提供であり投資助言ではありません。最終判断はご自身の責任で行ってください。


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