NISAの積立額を決める式:家計の可処分から“逆算”するだけ

お金

「NISA、毎月いくら積み立てるべき?」
この答え、他人の金額を真似すると失敗しがち。

正解はシンプルです。
“家計の可処分(手取り)から逆算して、余った分だけ積み立てる”

これで、ムリなく続きます。
そして続く人が、いちばん強い。


まずは口座がないと始まらない

まだNISA口座がない人は、先に口座だけ作っておくと早いです。

株・投資信託ならネット証券のマネックス

結論:NISA積立額は式で決まる

推奨NISA月額 N(円)
N = MAX(0, T’ − L − M)

用語を表で整理:最重要

記号意味例(何を入れる?)
T手取り月収(可処分)世帯手取り・あなたの手取り
σ安全マージン(%)10〜20%目安
T’マージン控除後の手取りT×(1−σ)
Lベース生活費固定費E+変動費の最低ラインVmin
M守りのキャッシュ年払い引当S+緊急資金積立r+高利負債返済D
N推奨NISA月額MAX(0, T’−L−M)

配分が“ゆるく効果最大化”な理由

家計の優先順位はこれで固定です。

  1. 生活(L):まず生きる
  2. 守り(M):事故っても詰まない
  3. 投資(NISA):余力だけで増やす

投資の勝ち筋は、才能じゃなくて継続
この順番なら、途中で折れにくいです。


計算手順

STEP1:T(手取り)とσ(安全マージン)を決める

  • T:毎月の手取り(世帯なら世帯手取り)
  • σ:最初は10〜20%がおすすめ

マージンを入れる理由は単純。
収入のブレ、物価、突発出費を吸収するためです。


STEP2:L(ベース生活費)を出す

L = 固定費E + 変動費の最低ラインVmin

ポイントは「最低ライン」で置くこと。
理想の暮らし(外食多め・旅行多め)を入れると、式が壊れます。

固定費と変動費の例

区分入れるものコツ
固定費E住居、通信、保険(必要最小限)、教育の最低ライン、サブスク厳選“削る対象”が見つかる
変動費Vmin食費、日用品、ガソリン、医療、子ども用品の最低ラインまずは下限でOK

STEP3:M(守り)を固める

M = 年払い引当S(月換算) + 緊急資金積立r + 高利負債返済D

年払い引当S(月換算)

S = 年払い合計(年額) ÷ 12

車検、税金、保険、学費、家電更新、旅行…
ここを落とすと「積立が止まる原因」になります。

緊急資金積立r(式)

r = MAX(0, (L×目標月数 − 現在の緊急資金) ÷ 積立期間(月) )

目標月数の目安:

  • 独身:3ヶ月〜
  • 家族持ち:6ヶ月あると安定

高利負債(リボ等)があるなら、基本は返済優先がラクです。


STEP4:N(推奨NISA月額)を確定する

ここで最初の式に戻ります。

N = MAX(0, T’ − L − M)

0以下なら、いまは増やすより「家計の整えどき」。
固定費・年払い・緊急資金を固めれば、Nは自然に増えます。


具体例で試算:世帯手取り60万円モデル

前提(例)

  • 手取りT:60万
  • 固定費E:25万
  • 変動費Vmin:11万
  • 年払い:48万/年
  • 緊急資金:60万(現在)
  • 目標:6ヶ月
  • 積立期間:24ヶ月
  • 安全マージンσ:10%
  • 高利負債返済D:0

計算の流れ

項目計算結果
L25万 + 11万36万
S(月換算)48万÷124万
緊急資金目標L×6216万
不足分216万−60万156万
r156万÷246.5万
M4万 + 6.5万 + 010.5万
T’60万×0.954万
NMAX(0, 54万−36万−10.5万)7.5万

→ この家計の「ムリしないNISA月額」は 7.5万円

株・投資信託ならネット証券のマネックス

自分へ当てはめ

次の5つ、あなたの家計で埋めると答えが出ます。

  • T:手取り月収は?
  • E:固定費はいくら?
  • Vmin:変動費の最低ラインはいくら?
  • 年払い合計はいくら?(→÷12)
  • 緊急資金:今いくらあって、目標は何ヶ月?

数字が出たら、この1行へ。
N = MAX(0, T’ − L − M)


Excelテンプレ(入力だけで自動計算)

手入力が面倒な人は、テンプレが早いです。
推奨NISA月額、年払い月換算、緊急資金の積立、実行目安まで自動。

👉

株・投資信託ならネット証券のマネックス

チェックリスト

これだけやればOK目安
固定費を一回見直す通信・保険・サブスク
年払いを棚卸しする合計→÷12
緊急資金の目標を決める3〜6ヶ月
安全マージンを入れる10〜20%
逆算式でNISA月額を確定MAX(0, T’−L−M)

免責

本記事は一般的な情報提供であり、特定の投資判断を勧誘するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身の責任でお願いします。


コメント

タイトルとURLをコピーしました